Weekend Editionへようこそ! このコーナーでは、土曜と日曜の読書のために、テーマを決めて厳選したコンテンツをお届けする。毎週、時計の世界で最も人気のあるトピックを深く掘り下げていく特集と思って欲しい。さらに、ちょっとしたサプライズも用意している。
まず始めに、ある象徴的なクロノグラフのトップボタンをクリックしてみたい。オメガが新年早々、新しいカノープス(ホワイト)ゴールドのスピードマスターを957万円(税込)という値段で発表したのはご存じだろう。スピードマスターをテーマにしたイベントを見逃すわけにはいかないと、私たちはこの有名なタイムピースをWeekend Editionの最初のテーマに選んだのだ。
アーカイブをご覧になりたい方は、一番下までスクロールを。さらに内容を知りたい方はこのまま読み続けて。
スピードマスターについて我々はよく取り上げている。この時計は時代を超えて愛される、歴史的な魅力にあふれたモデルだ。NASAの著名人であるニール・アームストロング氏とバズ・オルドリン氏が宇宙で使ったことから、その名が付けられたムーンウォッチとしてご存知の方もいるだろう。スピードマスターは、その宇宙飛行の歴史のなかで幾度もモデルチェンジを繰り返してきた。最近、オメガのCal.3861を搭載してアップグレードされたOGムーンウォッチは現在も宇宙飛行に使用できるが、実生活でも映画でも宇宙飛行士の手首に装着されていた、アナログデジタルモデルのX-33もある。
この時計は、1950年代から60年代にかけての宇宙開発競争により、そのストーリーが大きく変化したレーシングウォッチの深い伝統を持つモデルなのだ。「この1本さえあれば大丈夫」と言える数少ない時計のひとつであり、初めて本格的な時計を購入する際には、迷うことなくお勧めできる時計でもある。スピーディは、初心者から熟練者まで、多くのコレクターから尊敬のまなざしを受ける時計だ。我々が好きな理由はそこにある。そして、次々とヒット作を出し続けているのだ。昨年末、オメガはヴィンテージとモダンを融合させたスピードマスター クロノスコープ コーアクシャル マスター クロノメーター クロノグラフを発表し、我々を驚かせた。そして、私のお気に入りであるダークサイド オブ ザ ムーンのサブコレクションを紹介しないわけにはいかない。スピードマスターには数多く(控えめに言っても)のモデルがあり、サイズや素材もさまざまだ。
このアイコンを週末に楽しんでもらうためにスピードマスターのスペシャルエディションが必要なわけではないが、あっても悪くはない。そこで、ピカピカの新しいクロノグラフの精神に基づき、我々はお気に入りのスピードマスターのリストを作成した。星空を眺めた後に朝のコーヒーとも一緒に楽しめる、HODINKEEの過去のスピードマスター・ストーリーをご紹介しよう。
歴史的なストーリーや購入のためのガイド、In-depthの記事などをまとめている。ここでは初代スピードマスターからスヌーピー、実在の宇宙飛行士(本当に宇宙飛行で使われている)まで、あらゆるものを見ることができる。また、スピードマスターの記事をもっと読みたい方は、この記事をもう少し見てみて欲しい。週末を彩るストーリーを多数用意している。それでは、また。
特集記事
Reference Points: オメガ スピードマスター 歴代モデルを徹底解説
スピードマスターの歴史について、文字通りすべてを知りたいと思ったことは? ベン・クライマーとReference Pointsのマエストロ、エリック・ウィンド氏が、スピードマスターの全歴史を紹介する。
In-Depth: ムーンウォッチ徹底比較:ヘサライト対サファイアクリスタル
ムーンウォッチを購入しようとする人が必ずぶつかるジレンマ。ヘサライトクリスタルか、サファイアクリスタルか。スピードマスターの風防の選択を容易にする、決定的な入門書を楽しんでほしい。
A Week On The Wrist: オメガ スピードマスター レーシング マスタークロノメーターを1週間レビュー
ムーンウォッチとして知られるスピードマスターだが、コール・ペニントンはレーストラックに持ち出し、スピードマスターが持つレースの伝統を思い出させてくれた。このハイテンションなビデオレビューは見逃せない。
In-Depth: オメガ スピードマスターにスヌーピーが現れた理由とは? アポロ13号事故から50年を経て
スピードマスターには数多くのバリエーションがあり、そのなかにはスヌーピー(そう、ピーナッツのキャラクター)を文字盤にあしらったものもある。でも、なぜ? この記事では、ジャック・フォースターがその疑問に答えてくれる。
A Week On The Wrist: オメガ スピードマスター321 39.7mm スティールモデルを1週間徹底レビュー
Cal.321は、時計界のなかで最も有名なムーブメントのひとつだ。本当に価値のあるヴィンテージスピードマスターとそれ以外のものを分けるのは、このムーブメントなのだ。このムーブメントはリプレイスされ、永遠に姿を消したと思われていたものだった。そして近年、奇跡的に復活したのである。ジャックはその一部始終を、実に素晴らしいA Week on the Wristにおいて説明している。
地球と常にコミュニケーションをとっていたのです。お互いに話ができるので、くつろぐことができました。でも、私たちは腕時計をしていて、管制室の人たちのシフト時間に合わせていました。彼らは8時間勤務でした。私たちは月面にいましたが、テキサス州ヒューストンの時刻は常に把握していました。
– バズ・オルドリン、スピードマスターを語るLead illustration, Andy Gottschalk
話題の記事
Hands-On シャネル J12 X-RAY ピンク エディションはただのバービーウォッチではない
Hands-On F.P.ジュルヌ エレガント “ジーノ ドリーム”は友人に捧げた明るく楽しい10周年記念のトリビュートモデル
Magazine Feature 一見すると同じように見えるGMTウォッチムーブメントが示す大きな違いとは