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Introducing ウブロが鮮やかなグリーンの「ビッグ・バン」を携えて帰ってきた

まさに、クラブにつけて行きたい時計だ。

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我々が知っていること

ウブロの「ビッグ・バン ウニコ」は最新の変身によって、私が理解するのに午後いっぱいかかったグリーンの色合いをまとった。ウブロはこれをエメラルドグリーンと呼んでいるが、私は納得していない。“グリーン パントーン カラーチャート”で少なくとも8回はGoogle検索をかけたが、それでも一致しなかった。

 色に関するウブロイズムを思いつくのにさらに時間を費やし、最終的にある色の表現にたどり着いた。アストロターフ(人工芝)グリーンだ。なぜなら“ウブロはサッカーが大好きだから”だ。安直だが、ヴェルナー(Werner)著『Nomenclature of Color』を参考にすることなく、私ができる精一杯気取った表現だ。

 このハルクのようで、人工芝のようでもあり、エメラルドのようなグリーンはSAXEMに由来する。これはサファイと酸化アルミニウムと希土類鉱物を組み合わせたようなものだ。SAXEMは10万ドルを惜しまない人たちを感動させるために時計ブランドが使用する、サファイアクリスタルに代わる高級素材である。使用済みネスプレッソカプセルの再利用を除けば、これはウブロの素材革新の最新段階と言える。

Hublot Green Big Bang

 SAXEMについて説明しよう(あるいは、サラ・ミラーがここで説明しているのを読んだほうがいい。おそらく時計ブランドが独自に開発した素材について説明したものとしては世界最高のものだ)。本稿では、その概略を説明したい。 SAXEMは希土類鉱物からその色を得た立方体(4面体)の形をした化合物質である。金属酸化物から色を得るトリゴナル(3面)構造を持つサファイアクリスタルとは異なるものだ。

 スイスのニヨンにあるウブロのマニュファクチュールでは、サファイアクリスタルとSAXEMからなるあらゆる時計が製造されている。また、ウブロの研究開発はすべて自社内で行われている。2020年に初めてSAXEMを発表して以降、“メロウイエロー”と“アストロターフグリーン”という2色のSAXEMをリリースした。

Hublot Big Bang Green strap and case

 SAXEMはサファイアと同等の耐性を持つ。その違いは、単色の均一性と輝きにあるらしい。ウブロのサファイアクリスタルケースの隣にSAXEM製のケースが並んでいるのを見たことがないので判断は難しいが、私はそのとおりだと考えている。昨年のWatches & Wondersで私はイエローのSAXEM製「ビッグ・バン」を試着したのだが、とても明るく、まるで頭上で強烈な光を放つ蛍光灯を直視しているようだった。

Big Bang Green SAXEM watch

 この「ビッグ・バン ウニコ グリーン SAXEM」のケース径は42mm(ウブロの基準からすると小ぶり)で、Cal.ウニコ 2(HUB1280)を搭載している。このムーブメントはタングステン製ローターを動力源とする自動巻きフライバッククロノグラフで、ケースバックからその姿を見ることができる。

 ブラックPVD仕上げのCal.HUB1280は6時位置にウニコの特徴であるコラムホイールを備えており、3時位置の60分積算計の中央に配置された窓から覗くデイトディスクは、ムーブメントの外周で丸見えにされている。

 さらにジェームズ・ゴールドスタイン(James Goldstein)の生きざまを体現するような本当に奇抜な時計が欲しいという人のために、レインボーの宝石をセットした「スピリット オブ ビッグ・バン」も発表された。

Spirit of Big Bang Rainbow

我々の考え

 私がウブロについてもっとも敬意を表するのは、絶え間ない非難の嵐に立ち向かうその姿勢に対してだ。時計自体とそのデザインに水を差すような極めてネガティブなノイズに屈するのではなく、むしろそのたびに力強い復活を見せてくれる。

 そしてウブロがその輝きを真に放つのは、限定モデルにおいてだ。新作のデザインはどれも、すでにクレイジーだった前作をさらにクレイジーに生まれ変わらせたものである。なぜならウブロは、あなたがどう思うかなんて気にも留めていない。ウブロは自分たちの顧客が誰であるかを知っており、敵ではなくファンに向けてサービスを提供している。私もウブロの指針を見習いたいところだ。

 私は“メローイエロー”SAXEMのファンであり、 2022年に発表されたパープルサファイアクリスタルの「ビッグ・バン」も気に入っている。アストロターフグリーンの「ビッグ・バン ウニコ」も、実際に見たらきっと好きになるんじゃないだろうか。この感覚は時計という分野にはほとんど見られないもので、ある種のファッションブランドがとる(多少計算されているとはいえ)“自分たちが好きなものを作るから、好きなら買ってくれ、嫌いなら無視してくれ”という気ままな振る舞いとクリエイションを思い起こさせる。

 ウブロの反骨精神と“手加減なし”の姿勢に全面的に賛同する。これは自由な精神と自由なライフスタイルを持つ人のための時計なのだ。

Big Bang Unico Green Saxem

基本情報

ブランド: ウブロ(Hublot)
モデル: ビッグ・バン ウニコ グリーンSAXEM
型番: 441.JG.4990.RT

直径: 42mm
厚み: 14.5mm
ケース素材: ポリッシュ仕上げのグリーンSAXEM
文字盤色: なし
インデックス: アプライド
夜光: あり、針とインデックス
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: ラバーストラップ、チタニウム製デプロワイヤントバックル


ムーブメント情報

キャリバー: HUB1280 (ウニコ 2)
機能: 時・分表示、9時位置にスモールセコンド、3時位置に60分積算計、中央にフライバッククロノグラフセコンド、3時位置にデイト表示
直径: 30mm
厚み: 6.75mm
パワーリザーブ: 約72時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 43


価格 & 発売時期

価格: 1601万6000円(税込)
発売時期: 詳細は追って
限定: 世界限定100本

詳細はこちらをご覧ください。

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この時計の詳細については、ウブロのWebサイトをご覧ください。

ウブロはLVMHグループの一員です。LVMHラグジュアリーベンチャーズはHODINKEEの少数株主ですが、編集の独立性は完全に保たれています。