trophy slideshow-left slideshow-right chevron-right chevron-light chevron-light play play-outline external-arrow pointer hodinkee-shop hodinkee-shop share-arrow share show-more-arrow watch101-hotspot instagram nav dropdown-arrow full-article-view read-more-arrow close close email facebook h image-centric-view newletter-icon pinterest search-light search thumbnail-view twitter view-image checkmark triangle-down chevron-right-circle chevron-right-circle-white lock shop live events conversation watch plus plus-circle camera comments download x heart comment default-watch-avatar overflow check-circle right-white right-black comment-bubble instagram speech-bubble shopping-bag

Introducing 17.09 ミン x マッセナ LAB コラボレーション限定モデル

生粋の時計愛好家2人が力を合わせ、インディーズの強力なコラボレーションを実現した。

ADVERTISEMENT

マレーシアを拠点とする写真家、ライター、そして元ハッセルブラッドの戦略責任者であるミン・ティエン氏は、自身の情熱を次のレベルにまで高めた稀有な時計愛好家だ。ティエン氏は、時計を身に着けたり集めたりするだけでは飽き足らず、ものづくりをしたいと考えていた。ミン(MING)は2017年に「17.01」でウォッチメイキングのシーンに登場し、その後、カルト的な人気を得ている。

17.09のケースは、ロレックスの8171 "パデローネ "を連想させる。

 ミンの時計は、部屋の反対側からでも見分けられるような個性がある。その独特なデザインは、フレア状のラグ、小石のような柔らかなケース形状、人間工学に基づいて設計されたバランスと装着感などが特徴だ。ミンの価値提案は、会議室ではなく、愛好家の頭の中で生まれた時計に相応しいものとなっている。確かにティエン氏は、ビジネスを行っているが、価格以上の価値においてミンはとても素晴らしいと感じる。価格以上の品質と細部へのこだわりを提供することは、時計愛好家を獲得するためのやり方であり、ミンはまさにそれを成し遂げたのである。

 17.09 ミン x マッセナ LAB リミテッドエディションでは、長年のコレクターであり、愛好家コミュニティの一員でもあるウィリアム・マッセナ氏が、既に入手困難な時計に独自のタッチを加えたものだ。彼は、HODINKEEの読者にはご紹介するまでもなく、TimeZoneの元マネージング・ディレクターで、Talking Watchesにも登場したことがある。マッセナ氏とティエン氏は長年の付き合いで、時計への興味がきっかけで知り合ったというから驚きだ。

 最近のマッセナ氏の情熱は、自身の独立時計ブランド「マッセナ LAB」の活動に向けられている。マッセナ氏は自身の手掛けるプロダクトを作るだけでなく、他のブランドの時計を「マッセナイズ」することを目指している。例えば、トロピカルダイヤルのような質感の文字盤上に手作業で夜光を塗布するなど、ミッドセンチュリーの時計デザインの流れを汲むことが多い。ここで、オリジナルの「ミン 17.09」に話を戻そう。この時計は、その美しいフレア状のファンシーラグにも関わらず、明らかに「マッセナゼーション」の候補ではなかった。

 2020年春、マッセナ氏はニューヨークで朝食を採っているときに、ティエン氏はマレーシアのバルコニーで夕暮れ時に葉巻を楽しんでいるときに、電話で話し合って生まれたのが、この時計だ。

複雑なハニカムパターンは、ヴィンテージロレックスのハニカムダイヤルを想起させるものだが、よりリアルに表現されている。

 文字盤は、ミッドセンチュリーのロレックスが採用しているハニカム仕様を再現している。ハニカム(蜂の巣)という言葉は、ロレックスの一部のモデルに限定されているが、今回のコラボレーションの文字盤は、本物の蜂の巣を彷彿とさせる。マッセナ氏は、「ハニカム文字盤の復刻版を作ろうと思いました」と語り、考えていたことを思い出すように「しかし、私は本物のハニカム文字盤を作りたかったのです」と明かした。ティエン氏による文字盤には、既に中央にギヨシェ模様が施されているものもあり、この文字盤を作るには理にかなったパートナーだったようだ。

レーザーエッチングされた数字にはスーパールミノバが使用されている。

 オリジナルの17.09の特徴的な要素は、この限定モデルにも受け継がれている。時間表示は、サファイアクリスタル風防の裏面にレーザーエッチングされ、スーパールミノバX1が充填されている。これにより、時計のインターフェイスに非常に大きな視覚的奥行きがもたらされている。光の加減によっては、マーカーがテクスチャのある文字盤に影を落とすことがあるが、これはティエン氏自身が撮影した写真だ。

ドラマチックな夜光の使い方は、ミンの時計デザインの特徴だ。

 ハニカム文字盤の下には、セリタSW330-2を改良したシュワルツ・エチエンヌ 300.M1が搭載されている。独立した時間設定が可能で、旅行するときにタイムゾーンを簡単に切り替えられるようになっている。

ケースバックにもハニカム模様が施されている。

 17.09 ミン x マッセナ LABの限定版には2つのバージョンがあり、200個のシリアルナンバー入りで販売される。そのうち50本は、蜂蜜のような明るい色の文字盤を採用し、残りの150本はブラックだ。ケースは38mm x 10mmのポリッシュ仕上げとサテン仕上げのSS製で、全長は44mm。ストラップはジャン・ルソー社製。価格は、ハニーダイヤルが2795ドル、ブラックダイヤルが2595ドル。両モデルとも、5月20日(木)10:30(米国東部時間)より、massenalab.comにて販売が開始される。