trophy slideshow-left slideshow-right chevron-right chevron-light chevron-light play play-outline external-arrow pointer hodinkee-shop hodinkee-shop share-arrow share show-more-arrow watch101-hotspot instagram nav dropdown-arrow full-article-view read-more-arrow close close email facebook h image-centric-view newletter-icon pinterest search-light search thumbnail-view twitter view-image checkmark triangle-down chevron-right-circle chevron-right-circle-white lock shop live events conversation watch plus plus-circle camera comments download x heart comment default-watch-avatar overflow check-circle right-white right-black comment-bubble instagram speech-bubble shopping-bag

Introducing レッセンスとサザビーズによるデザインコンペティションを勝ち抜いた時計とは

4人のファイナリストがブランド側によって選ばれた後、Instagramで優勝者が決定した。

ADVERTISEMENT

約1ヵ月前、レッセンスとサザビーズは、COVID-19の研究を支援するために、#WatchAgainstCovid19と呼ばれるデザインコンペとオークションを開始した。このコンテストの前提は、レッセンスのType1 Slimというモデルの高解像度アウトラインに基づいて、誰でも独自の解釈で時計を作成できるというものだ。優勝した時計のデザインは、ユニークピースとして制作された後、サザビーズを通じてオークションにかけられ、その収益は全てCOVID-19の研究に役立てられる予定である。

 コンペティションには、子供からプロのデザイナー、時計職人まで、466点の応募があったという。レッセンスのデザイナーは、最終選考に残す4つのデザインを選び、その後、Instagram上でフォロワーが自分のお気に入りに投票をする段取りがされている。そして今日、勝利したデザインとそのデザイナーが明らかとなった。

 優勝したのは、イギリスのヨークシャー出身で、2児の父でもあるレイモンド・ラムズデン氏、58歳だ。彼のデザインは、レッセンスのスイス自社工房で生産され、7月11日にササビーズによって開催される「香港 インポータント ウォッチ(Hong Kong Important Watches)」でオークションに出品されるという。

 コンペティションについて、レッセンスの創業者でありCEOのベノワ・ミンティエンス氏(Benoît Mintiens)は、「最終的な決定権はコミュニティに委ねます。ユーザーにプロジェクトへ参加してもらうことは正しいことだと思っています。選考過程では、スイスの工房とデザインの実現可能性について話し合いました。また、真のユニークピースを作りたかったので、我々の芸術的な方向性とはかけ離れた作品を選んでいます。そして何よりも重要なのは、現在の困難な時代に希望のメッセージをもたらすような、楽観的アプローチのものが勝ち残りました」とコメントした。

 ラムズデンのデザインは、パンデミック下における人間の価値観とキーワーカーの献身にインスピレーションを受け、それを讃えたものだ。ベースとなるパステルブルーは、医療スタッフ、キーワーカー、そしてCOVID-19パンデミックを通して社会を支えた全ての人々を表しているという。赤い針は、人と人との交流と、ウイルスの拡散を抑えるための手洗いの重要性を象徴している。青色のサブダイヤルは地球を表している。黄色の文字盤は、暖かさ、光、生命を与える太陽を表す。白の文字盤は月で、抱負、ロマンス、夢を表しているのだそう。最後に、ミニッツトラック上の19分の赤いマーカーは、COVID-19への控えめな言及だ。

 コンテストのガイドラインでは、受賞者はケースの裏蓋に刻印する文字を記入するよう求められていた。レイモンド・ラムズデンは、息子たちの名前である「アイルトン&フィン」を選んだ。刻印の意味について同氏は、「世界中の子供たちは未来である」と述べている。

 レッセンスがサプライヤーと協議した結果、レイモンドのデザインに若干の変更が加えられてはいるものの、全体としては、彼のビジョンを忠実に再現したものとなっている。売上金は、KUルーヴェン大学とUZルーヴェン大学のCOVID-19研究プログラムに寄付される。このプログラムの目的は、ウイルスに対するワクチン、高度な検出法、新しい分子治療法の研究である。このコンテストは、レッセンスとサザビーズによる素晴らしいアイデアであり、その結果、非常にクールで真にユニークな時計が誕生した。おめでとう レイモンド !

 レッセンス Type 1 Slim #WatchAgainstCovid19 デザインコンペ受賞モデルが「サザビーズ香港インポータント ウォッチ」セールでオークションに出品され、7月11日に開催される。KUルーヴェン大学のCovid-19研究プログラムへの寄付はこちらから。