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Buying, Selling, & Collecting 次に買うのは日本製の壁掛け時計と決めた理由

紛れもなくクールなのに、まだ持っている人がいない。このコレクションを始めるために必要なすべてをご紹介しよう。

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2019年、私にとって3回めの日本訪問で、魅力的な京都を訪れるのは2回めだった。ここは、容赦なく猛スピードで進む東京とは正反対の場所だ。かつて日本の首都だった京都には、お寺や神社、懐石料理店やコーヒーショップなどが並び、ゆっくりとした - それはもうとても - 時間が流れている。

 ある日の昼下がり、私はイノダコーヒーという店に入り席についた。すると、壁に何かあることに気づく。時空を超えて動いているような振り子の時計だ。

1940年創業の京都のイノダコーヒの壁掛け時計。時間は正午を過ぎていて、私は昼食をとっていた。時計は誰もセットしていないように見えたが、動いていた.。

 壁に掛けられたこの数十センチの時計には、何度も塗装や染色が施されたと思われる濃い色の木製ケースに振り子を表示する蝶番付きのガラス扉がついていた。ガラスには金色の文字で "Seikosha "と "Regulator "と書かれている。少し歪んだ文字盤には、装飾的なアラビア数字と分目盛りのドット、そして4時と8時の位置に巻上げの鍵となるポイントがある。12時の位置に配されているのは、はっきりとした2つの文字だ:"Made Tokyo"

 この最初の時計に気づいたあと、同じようなものをあちこちで見かけるようになった。たいていは、最後に内装(とメニュー)を変えたのは吉田茂首相の第二次政権下だったのではないかというような、ダークな木目調インテリアのレストランにあった。Netflixのシリーズ『深夜食堂: Tokyo Stories』をご覧になった方なら、私の言っていることがわかるはずだ。

 このシンプルな壁掛け振り子時計には多くのバリエーションがあるが、木製のケース、スペードの時分針が付いた白い文字盤、短い振り子のための窓など、デザインの基本は一貫している。

 この振り子は本当にすごい。私が子供の頃、友人の家で初めて見た長いケースに入った静かな「おじいさんの時計」とは異なる緊迫感をで時を刻む。日本の壁掛け振り子時計は、ドイツの「ブラックフォレスト鳩時計」に似ているかもしれない。日本のものはドイツのものに比べて存在感が強くキッチュな印象を受けるが、この旅行中に出会った振り子時計は、よりひたむきな感じがした。

京都のイノダコーヒでランチ。

筆者のグランドセイコー SBGM221は、日本への旅行で着用した1本。

 イノダコーヒーのような場所は、ノスタルジーに包まれている。フルーツ、ハンバーグ、カツサンド(以上3大定番メニュー)、ナポリタンスパゲティ、プリンパフェなど、箸ではなくフォークとナイフやスプーンで食べる古典的な料理を提供している。このような店では洋食と呼ばれる西洋の伝統的な料理を、日本風にアレンジすることで知られている。そして、古いアンティークの時計がレトロな雰囲気を醸し出し続ける。

 日本滞在中に気づいた他の時計も、1892年に時計メーカーとして創業し、その年に初めて8日時計を作った精工舎ブランドのものが多い。それらは日本中でハチドリの羽のように慌ただしく時間を刻んでいる。それが逆に安心感を与えるのだ。時が止まっているように感じる。

精工舎の8日間の壁掛け式振り子時計(画像提供:セイコー ミュージアム)。

 あとで知ったのだが、この種の日本の掛け時計は民家によく見られる。京都で育った妻は祖父母の家にあった時計を憶えていて、おそらく精工舎だったと言う。セイコーという1つの会社が伝統的に時計界を統べてきた日本では、これは当然のことなのだろう。

 現在、セイコーは古典的なデザインを基にした電子モデルを製造している。もしあなたが、見た目や雰囲気、さらには実績のある時計を求めるのであれば、セイコーの「壁掛け式振り子時計スクールクロック」がお勧めだ。しかも、本物の機械式時計と違って修理せずに何年も使えるはずだ。だが、私は本物の機械式マッコイに引かれる。私はすでにルクルト製の素晴らしい8日巻きのアラーム時計を持っている。しかし、私の機械式時計へのこだわりを、日本のアンティークの壁掛け時計という形で完成させることは、HODINKEEスタッフの基準から見ても難解なものだと感じている。ジャック(・フォースター)のリビングルームを見たことはないが。

 最近、私はeBayやEtsyでこれらの商品を見ている。とても使い勝手がよく、価格も非常に妥当だ。適切な価格で、できれば最近のサービスを提供しているものを探している。壁掛け振り子時計が次のコレクションの主流になるとは思っていない。でも、日本ではすでにメジャーになっているようだ。

もっと愛されるべき時計

 この8日間モデルは、コントラストの効いた仕上げで、振り子の窓にはおなじみの「Seikosha Regulator」の文字が入っている。文字盤にはきれいなパティーナがあり、127.99ドル(約1万4000円)という価格も納得だ。説明によると、修理が必要とのこと。

ローマ数字のもの

 よく似た八角形の時計で、文字盤にはよりフォーマルな印象のローマ数字が使われている。日本からの発送で、価格は385ドル(約4万2000円)だ。

シンプルなもの

 このモデルは、前2作の八角形の上部に代わり、よりシンプルなボックス構造になっている。価格は230ドル(約2万5000円)で、東京から発送される。