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Editors' Picks HODINKEE編集部が選ぶオメガ シーマスター サマーブルー コレクション

シーマスターの7モデルを横断する、オメガによるサマーコレクション。そのなかから、HODINKEE Japanの5人のエディターが好みの時計をピックアップした。

Photographs by Masaharu Wada

2023年7月、オメガ(OMEGA)のラインナップに夏にぴったりな7モデル11型の新作が加わった。シースター サマーブルー コレクションと銘打たれた今回のコレクションは、シーマスター アクアテラから地球の最深部に到達した時計として話題をさらったシーマスター プラネットオーシャン ウルトラディープまでシリーズを幅広くカバーするもので、その名の通りどのモデルにもブルーを基調としたカラーリングが施されている。ただおもしろいことに、オメガは7モデルすべてを画一的なブルーで染めることはせず、それぞれの耐水性能に合わせたトーンで表現してみせた。例えば150m防水のシーマスター アクアテラは太陽光できらめく浅海を表現したような淡いブルー、対して6000m防水のシーマスター プラネットオーシャン ウルトラディープでは深海を思わせる漆黒に近い濃紺をあしらっている。実際に防水性能順に並べてみればそのグラデーションは見事で、サマーブルーというくくりのなかでも7種7様の個性が感じられる。ブランドン・メナンシオによるレビュー動画もあるので、ぜひチェックして欲しい。

 8月の盛夏の候、我々HODINKEE Japan編集部はシーマスター サマーブルー コレクションをまとめて手に取る機会を得た。(残念ながら今回プロプロフは発売未定とのことで手に取れなかったが)編集部に届いたコレクションを趣を異にする5人で囲み、1本1本手に取りながら議論を交わしていると、それぞれ推しのモデルも定まってきた。今回は、5人がパーソナルな視点で選んだ新作シーマスターを、耐水性能の順にのっとって紹介していこう。

オメガ シーマスター アクアテラ シェード
By Yuki Matsumoto

 私が選んだシーマスターは、38mmのシーマスター アクアテラ 150Mだ。まず伝えておきたいのだが、私の手首回りは12.5cmしかない(調べてみたら女性の手首の平均サイズは15cmだった)。この時点で、自分が快適につけられる時計の選択肢が限られてくるのはおわかりいただけるだろう。今夏に登場した11本のサマーブルー シーマスターも、43mmのワールドタイマーは腕からはみ出してしまうし、45mmオーバーのプロプロフとウルトラディープはつけるなんてもってのほかだ(つけてみたいんだけどね)。だから本音を言うと最初は、11本の中で38mmのアクアテラがいちばん小さいからという理由だけでチョイスした。そして編集部にすべての時計が届いて、いざ腕につけてみると、とてもしっくりなじんでいることに驚いた。

 一般的な38mmのモデルは、つけられないこともないのだが、重くて腕が疲れてしまう。なにより時計によっては、ラグが腕からはみ出してしまい、少々不格好な見た目になってしまう。ただアクアテラのリストショットを見てみて欲しいのだが、違和感はないだろう。このつけ心地のよさはどこからきているのかと時計を観察したとき、秘密はブレスレットに隠されていると思った。

 3連からなるラウンドリンクの中ゴマはポリッシュ、両サイドはブラシ仕上げで、一見非常にシンプルなブレスレットだ。ただコマをつなぐバネがよく曲がるのか、腕につけるとぴったりと吸い付くようにフィットした。それと、コマがひとつひとつ丸みのあるデザインになっているのも関係しているだろう(ブランドンがつけていたアクアテラとも少し違う)。シームレスなそのブレスレットのおかげで、とても自然につけることができたのだ。

 ほかにも気に入ったポイントとしては、同コレクションのメインテーマであるダイヤルカラーだ。ライトブルーの色味と上品な光沢感を放つサンブラッシュ仕上げの相性がよく、女性代表として言っていいか定かではないが、この柔らかい雰囲気を放つ文字盤はきっと女性は好きだと思う。また、ほかのシーマスターはアラビア数字マーカーだったり、日付が3時位置にあったり、ふたつあるリューズのうちのひとつが10時位置にあったりなど、左右非対称な見た目のものが多い。そんななか、アクアテラは6時位置に日付があって、さらにベゼルもシームレスなもので目盛りもなく、デザインがシンメトリーになっているのがいい。

 オメガ公式サイトは、この青いシーマスター アクアテラのことを“海のためのスタイリッシュな時計”とうたっている。まさにこのスタイリッシュという言葉以上に形容のしようがない。それほど時計全体をとおして洗練されている。文字盤、ブレスレット、どれをとっても私の目に魅力的に映るのだ。

 着用したとき、いつものごとくブレスレットが余ってしまったが、うれしいことに外せるコマの数が15個(そう15個も!)もあったので、もし手に入れた際はこのコマをすべて外してもっと快適につけたいと思う。

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オメガ シーマスター アクアテラ ワールドタイマー
By Masaharu Wada

 僕が今回のコレクションで一番気に入ったのは、このシーマスター アクアテラ 150M コーアクシャル マスター クロノメーター GMT ワールドタイマーです(以降、シーマスター アクアテラ ワールドタイマー)。個人的にふたつ以上の国の時刻を表示できる時計が大好きだからというのもありますが、純粋に最も魅力的なルックスを備えていると感じたからです。

 シーマスター アクアテラ ワールドタイマーは、オメガ初のワールドタイマーウォッチとして、2018年にプラチナケースを備えた87本の限定モデルで発表されました。その後、2020年に濃いブルーのダイヤルを備えたスティールとホワイトダイヤルのセドナゴールドケースの2モデルが通常ラインナップとして登場。2023年5月にはグリーンダイヤルを備えたスティールモデルとブラックダイヤルが印象的なチタンケースモデルがリリースされました。シーマスターコレクションのなかでも見落とされがちなモデルのひとつで、その存在を知らなかったという方も多いのではないでしょうか。

北極上空から見下ろした地球の姿。

ブレスレットのほか、ダイヤルカラーにあわせたラバーストラップ仕様もある。

 本作のダイヤルは、サマーブルーカラーを纏ったサンブラッシュ仕上げが施され、船のデッキを連想させるチークパターンが印象的です。センターには、昼夜をわける24時間表示のガラスリングが配され、さらにその中央にはオメガがスピードマスターとともに宇宙から眺めてきたであろう地球の姿が、グレード5チタン製のプレートにレーザー加工によって描き出されています。

 ダイヤルの外周には、シルバーカラーで印字された世界中の都市名が並びます。これまでのシーマスター アクアテラ ワールドタイマーと同様に中央ヨーロッパ標準時に採用されたのは、オメガと親会社であるスウォッチ・グループの本社が置かれているスイスのビエンヌ(ドイツ語圏ではビール)。大抵はパリが採用されるのですが、時計愛好家、特にオメガ愛好家にとっては嬉しいポイントです(今年のWatches & Wondersでパテック フィリップのワールドタイマーを持って行ったとき、現地時間に合わせながら「これがパリではなくてジュネーブ表記だったらな」と思ったものです)。

 ケース径43mm、厚さ14.3mmでラグ・トゥ・ラグの全長が50.3mmとかなりの存在感があり、僕の15.5cmの手首には少々大きいですが、そのぶんこの美しいダイヤルを存分に楽しむことができるともいえます。内部には、Cal.8938を搭載。約60時間のパワーリザーブ と1万5000ガウスの高い耐磁性能を誇るコーアクシャルムーブメントです。なお、ワールドタイマーの方式は、24時間で外周が一周するリングの数字と各国主要都市名を対応させたルイ・コティエ式ではなく、固定式の24都市のリングと1時間送りでクイックセットする時針を備えたものとなります。

 ワールドタイマーというクラシックな複雑機構の時計にはドレッシーなスタイルが多いですが、オメガはスポーティなシーマスターコレクションのパッケージでとても魅力的なパッケージにまとめ上げています。そのシーマスター アクアテラ ワールドタイマーに爽やかなサマーブルーのカラーリングを採用したことで、より軽やかな印象になり、軽快感のあるアクティブな印象に仕上がっていて、特に暑い日差しの夏に海外でバケーションを過ごすならぜひ連れていきたい1本になっていると思います。

オメガ シーマスター 300
By Yusuke Mutagami

 僕にとって、オメガのシーマスター 300はシーマスターシリーズのなかでもちょっと気になる存在だ。その理由のひとつが、初代シーマスター 300がスピードマスター、レイルマスターと同年に生まれたプロフェッショナルウォッチ三部作のうちの1本であるということ。どうも僕はわかりやすい蘊蓄やストーリーにふらふらと引き寄せられてしまう傾向にあり、特に2015年にジェームズ・ボンド着用の時計を再現したという触れ込みの“スペクター”限定モデルのシーマスター 300が出たときには真剣に手持ちの時計の売却を検討した(すぐにプレミアがついてしまい、買えなかったのだけれど)。そしてもうひとつの理由が、シーマスター 300がそんな初代の空気を守り続けていることだ。2014年の復活から今に至るまで、オメガはオールドラジウム調のインデックスや初代を思わせる形状のブレスを大きく変えておらず、モデルによっては今なおアルミニウムベゼルを採用している。シーマスターのほかのモデルがプロユースのスペックを追い求めるなか、ヴィンテージのムードを表現するダイバーズ、それが僕のなかのシーマスター 300だった。だからこそ、今回の新作は僕の目にとても新鮮に映ったのだ。

 このサマーブルー コレクションが、個人的にアリかナシか。率直に言うと、“アリ”だ。確かにシーマスター 300のヴィンテージ顔には強く惹かれていたし、ブラックダイヤルとフェイクパティーナのコントラストは大好物だ。しかし一方で、(タキシードでつけこなすボンドは別として)TPOによってはマッチしないことがあったのも事実である。そういった意味で、大きく趣向を変えた選択肢が加わったのは歓迎すべきことだと思う。

 アーカイブを模したオールドラジウム調のインデックスと針は、ライトブルーの夜光塗料に置き換えられた。通常モデルではアルミニウムのベゼルもセラミックのインサートとリキッドメタルに変更され、ひとたび屋外に連れ出せばきらきらと透明感のある輝きを放つ。過去にもブルーダイヤルのダイヤルやセラミックベゼルの採用は見られたものの、新作シーマスター 300はすべてをブルーで統一したことで段違いに洗練された顔立ちに仕上がっている。実際に腕に巻いてみるとカジュアルさはグッと抑えられていることがわかり、特に同じブルーのシャツやジャケットと合わせた際には、ダイバーズウォッチながらドレッシーさにも寄与してくれそうだ。この新作に対し、従来のシーマスター 300とは別物のようなモダンさを覚えた。

 一方で、どこか控えめにまとまっているのは個人的にうれしい点だ。シーマスター 300の特徴である最小限にまとめられたダイヤルの文字要素や、どこかかわいらしくもあるオープンデザインのアラビア数字は、グレーがかったダイヤルのグラデーションと調和していて主張は抑えめである。ブランドロゴを植字にしなかったのも好ましい。正直視認性は犠牲になっているが、少しグレーがかったブルーの色みやマット質感の仕上げと相まって落ち着いた印象を生んでいる。上のアクアテラ シェードやワールドタイマーほど華やかな印象はないが、これまでのシーマスター 300と比較してもっとも幅広いシーンで活躍してくれる1本に仕上がったと思う。

 ただ一点、ブレスについては悩んでいる。今回、シーマスター ダイバー300Mなどではブレスに改善が見られた。アーカイブにのっとるのももちろん重要だが、サマーブルー シーマスター 300のブレスについても、本体に対してもう少し厚みを出してくれると腕にしっくりきたかもしれない。皆さんの意見は、どうだろうか?

オメガ シーマスター ダイバー300M
By Kyosuke Sato

 オメガのシーマスターと聞いて、読者のみなさんは何を思い浮かべるだろう? 筆者が真っ先に思い浮かべるのはシーマスター ダイバー300Mだ。“サマーブルー コレクション”と銘打った新作においても、やはり真っ先に目に止まったのはシーマスター ダイバー300Mだった。

 この時計の祖は1993年に登場したシーマスター プロフェッショナル 300だ。300m防水、逆回転防止ベゼル、そしてヘリウムエスケープバルブを搭載し、その名のとおりのプロ仕様のダイバーズウォッチとして誕生した。ネイビーブルーのダイヤルとベゼル、そして波模様のダイヤルデザインが特徴で、とかく地味な見た目になりがちなダイバーズウォッチにあって、その爽やかなスタイルがシーマスターの印象として筆者の記憶に刻まれている。

 シーマスター プロフェッショナル 300は、95年から4作にわたって映画『007』シリーズでジェームズ・ボンドが劇中で身につけていたことでも有名だ。その特徴的なスタイルはもちろんだが、“ボンドウォッチ”としてこの時計がオメガを象徴する存在として、そして憧れの時計の記憶として刷り込まれているという人は少なくないだろう。高級時計とは縁のない学生だった筆者の記憶に残っているのも、やはり映画の影響が大きい。ちなみに、より正確にいうと1995年公開の『007/ゴールデンアイ』で採用されたのはクォーツの2541.80.00。以降、『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』(1997年)、『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999年)、『007/ダイ・アナザー・デイ』(2002年)のなかでジェームズ・ボンドが着用したのは自動巻きの2531.80だった。

 サマーブルー コレクションのシーマスター ダイバー300Mのスペックは、2018年にフルモデルチェンジを果たした現行モデルと同じ(本機定番モデルを比較するとよくわかる)。アイコンでもあるダイヤルの波模様も健在だ。違いはほかのモデルとほぼ同じで、コレクション独自のディテールを持つ点にある。

 セラミックのダイヤルにはPVD加工によるサマーブルーグラデーションダイヤルを採用。ブルーセラミックベゼルは既存モデルと同じだが、サマーブルーカラーのグラン・フー エナメルダイビングスケールとすることで柔らかく落ち着いた印象を与えている。さらにダイヤルのインデックスも、通常とは異なるライトブルーのスーパールミノヴァが塗布されているため、まるで水中で時計を見ているかのようなミステリアスな雰囲気が漂う。

 本機が持つブルートーンのアンニュイな雰囲気は、デニムにTシャツというようなカジュアルな格好はもちろん、スラックスとシャツのような少し上品でキレイ目なスタイルにもマッチすると思う。既存モデルのメリハリが効いたツールウォッチ然とした見た目も捨て難いが、意外と格好を選ばずにつけられそうな使い勝手のよさにはとても心を惹かれる。

 使い勝手という観点でいえば、かつてのシーマスター ダイバー300Mのブレスレットを見てきた筆者からすると、現行のブレスレットの作りは感動を覚えるほどだ。見た目こそ1993年の初代からあまり変わっていないように見えるかもしれないが、ブレスレットのリンクはピン留めからネジ留めとなって堅牢性が格段に増し、クラスプに内装されたダイバーエクステンションも折り畳んだ板で拡張する簡素なものではなく、“PUSH”部を押しながら指でスライドするだけで約2mmずつ、最大で約1cmの調整が簡単に行えるエクステンションシステムが採用されている。ただしその分、バックルは大きく厚くなってはしまうのだが、42mmと時計本体が大きめで重たい本作には合っていると思う。実際につけてみると、201gとそこそこ重量があるのだが、ブレスレット側でもそれなりに重厚感があるためヘッドが妙にグラつくこともなく、バランスよくつけることができた。

 また、本作の裏蓋はシースルーバックではなく、ヘアライン仕上げの外周、中央部分には三叉槍をもつポセイドンと、ふたつのシーホースを描いたシーマスター記念ロゴが精密かつ立体的に刻まれたクローズドバック仕様なのだが、これはかつてのシーマスター ダイバー300Mで見られた刻印と比べると明らかにクオリティが異なる。ムーブメントが見たいという人にとっては残念かもしれないが、むしろ見る人しか見ないようなこうした裏蓋にまでハイレベルな質感を追求しているところに、高級時計メーカーとして進化を続けるオメガの姿勢が垣間見える。シーマスター ダイバー300Mはさまざまバリエーションを展開しているが、現行のラインナップと比べても、本作は筆者の琴線に触れる1本に仕上がっているように感じられた。

オメガ シーマスター プラネットオーシャン
By Yu Sekiguchi

 みんなプラネットオーシャンに冷たくないかい? まあ、その気持ちは分かる。ここ数年、シーマスターコレクションにおいて盛んにアップデートされてきたのはダイバー300Mシーマスター300だったし、最近のボンドウォッチは、ダニエル・クレイグ本人が製作に関わったり、件のダイバー300Mに特別なミラネーゼブレスレットを用意したりして、とにかく魅力的なパッケージに仕立てていた。

 でもPO(プラネットオーシャン)は、600m防水のスペックを持ちながら39.5mm径、14.2mm厚というコンパクトなサイズに収まっており(600m防水の時計自体が少ないが、もっと大げさなサイズになることがほとんどだ)、それでいてトラブルに巻き込まれたときには、拳に巻いて敵の顔を殴ることもできる上に時間まで分かる(ボンドがそう言った)という代物なのだ。ダニエル・クレイグ的には、ボンドウォッチとして思い出深いのはPOであるようでもある(この、3年半前の記事を今一度読んでほしいい)。

 実際、これだけ安心できるスペックを備えながら、日常使いで着け疲れをしないサイズ感を保っているのはオメガでもPOが筆頭に上がると僕は思っている。特筆すべきは、14.2mm厚のケースとバランスを取るように厚みをもたせつつ、野暮ったくならないように変な味付けをしていないブレスレットだ。テーパードもさせていない19mm幅のブレスレットはボリュームのあるヘッド部分を手首の上で安定させてくれる。ポリッシュ面を敢えて設けず、サテンのみで仕上げたブレスレットは、無骨な感じがして600mの深海を思わせる濃いブルーの文字盤やベゼルといかにも相性がいいじゃないか。

 人と同じモノ選びができない天邪鬼な僕としては、サマーエディションと言っているのに、それほど爽やかさを感じない、ネイビーに近いこのブルーもまたツボに刺さる。セラミックベゼルは他のモデルよりも濃い色味となっており、オメガロゴまでブラックアウトするかのように濃紺だ! サマーコレクション全体の話になるが、ついでに言うとカレンダーディスクの色や数字のサイズまで、モデルごとに細かい調整を加えているあたり、これらの時計からはオメガの外装レベルの高まりを感じられてとてもアガる。サマーだけに留めておくのはもったいないほどに出来がよいので、夏が過ぎてもシックな色味の時計として使いやすそうなこのPOを、最後にひと推ししておきたい。